安心してインプラントを受けるための7つのポイント

安心してインプラントの治療を受けるためには、信頼できるドクターに執刀してもらうことが大事なポイント。しかし、目の前のドクターが信頼できるのかどうかを素人が判断することは、とても難しいかも知れません。ここでは、安心してインプラント治療を受けるためのポイントを詳しくまとめました。

インプラントをめぐるトラブル事例

2011年12月時点で、国民生活センターには、歯科インプラントに関する343件の相談が寄せられています。

経験不足の医師がインプラントを始める例が増えてきていることから、同センターに寄せられる相談件数も年々増加傾向にあるようです。

343件の相談のうち、身体症状に関する相談は228件。うち「1ヶ月以上にわたって身体症状が続いた」とする相談が154件、「1年以上にわたって身体症状が続いた」とする相談が64件にのぼります[注1]。

そもそも、同センターに相談をしていない潜在的な患者を含めれば、実態はどれほどの数にのぼるのか想像もできません。

これら相談を受け、同センターでは歯科医師会や行政に対し、早急な治療ガイドラインの作成を要望。2011年時点ではガイドラインが存在しなかったものの、2018年現在、日本口腔インプラント学会から「口腔インプラント治療指針」が公表されています[注2]。

しかしながら、ガイドラインは作成されたものの、いまだにインプラントを巡るトラブルは絶えない模様です。

NHKで紹介されたインプラントトラブル事例

神奈川県に住む70代女性。奥歯の2本を入れ歯にしていましたが、近所の歯科医院で「インプラントにすれば以前の自分の歯のように噛める」と言われ、2本の入れ歯をインプラントにしてもらいました。

ところが治療直後から、女性は唇の右側からアゴにかけて感覚が麻痺。食事の際、口に手を添えなければならない状態となりました。加えて、無意識で唇を噛んでしまうことから、たびたび出血もしました。

別の歯科医院で状態を診てもらったところ、インプラントの挿入深度が深すぎて下アゴの神経を圧迫していることが判明。インプラントから3年経った今でも神経の治療に通っていますが、いまだ症状は改善していません。

インプラントのクリニックを選ぶときの7つのポイント

インプラントは、神経の近くを侵襲する難度の高い治療。経験不足の歯科医師がインプラントを行った場合、上記女性のようなトラブルを被る可能性も否定できません。トラブルに巻き込まれないためには、信頼できるクリニックを選ぶことが大切。以下、インプラントのクリニックを選ぶ際のポイントを7つにまとめました。

7つのポイント

手術がうまい

手先の器用さもさることながら、手術の理論を熟知していることが大切です。

手術が痛くない

痛みのない手術ができることは、インプラント歯科医にとって基本です。

手術が安全

事前のCT検査等で、患者の神経や血管の構造を十分に把握してから治療を行うことが大事です。

実績が豊富

インプラントの症例数がどの程度か、という点もポイント。年配のドクターだからと言って、症例数が多いとは限りません。

妥当な費用

高度な技術を要するインプラントの世界では、「安かろう悪かろう」が、そのまま当てはまります。

人間的に信頼できるドクター

患者の悩みを共有してくれる信頼あるドクターに診てもらいたいものです。

歯周病になりにくいインプラントを使っている

インプラントを巡るトラブルで一番多いのが歯周病。治療後、歯周病になりにくいインプラントを選択することが大切です。

クリニック選びに迷ったらインプラント専門医資格の有無をチェック

インプラントを受けたものの、上記7つのポイントを満たしている医師かどうか自分では分からない、という方も多いことでしょう。

クリニック選びに迷ったら、在籍するドクターがインプラントの資格を持っているかどうかをチェックするのもポイントの一つです。出来ればインプラントの専門医資格を持つドクターが在籍するクリニックを選ぶとよいでしょう。専門医資格を持っているということは、一定レベルの知識と技術力があり、知見の共有ができるということにもなります。

インプラント専門医とは

インプラント専門医の資格は、一朝一夕で付与されるものではありません。専門医資格を持つためには、最低でも以下の条件をすべて満たすことが必要です。

  1. (1) 日本国歯科医師の免許を有すること。
  2. (2) 5年以上継続して正会員であること。
  3. (3) 研修施設に通算して5年以上在籍していること。
  4. (4) 日本歯科医師会会員であること。
  5. (5) 専門医教育講座を3回以上受講していること。
  6. (6) 本会学術大会及び支部学術大会に8回以上参加していること。
  7. (7) 本会専門医制度施行細則(以下、「施行細則」という。)に定める 所定の研修を終了していること。
  8. (8) 口腔インプラント指導医2名(内1名は施設長)の推薦が得られること。
  9. (9) 施行細則に定めるインプラント治療の経験があること。
  10. (10) ケースプレゼンテーション試験に 合格していること。
  11. (11) 本会学術大会又は支部学術大会において2回以上発表を行っていること。
  12. (12) 口腔インプラントに関する論文を本会 学会誌 又は委員会が認める外国雑誌 に1編以上発表していること。

出典:日本口腔インプラント学会「専門医制度規程」
http://www.shika-implant.org/certification/specialty/kitei.html

インプラント専門医の資格を持つことが、いかに難しいことなのか、お分かりただけるでしょうか?

なお、インプラント専門医の資格は、さまざまな学会から与えられている資格であることにご注意ください。今回は「日本口腔インプラント学会」の条件を紹介しましたが、学会やサークルによって基準が違うので、どのような基準を満たしている資格であるか、かならずチェックするようにしましょう。

参照元


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